ハーブのプロフィール
ラベンダー
ラベンダーのプロフィール(ハーブ図鑑 ジェニー・ハーディングほか)

学名:Lavender
英名:Lavabdula.spp
和名:ラベンダー
科名:シソ科
原産地:地中海沿岸〜アフリカ北部
使用部位:満開時期の地上部
含有成分:タンニン、揮発性油分
解説:
ラベンダーは芳香性の低木で、1mほどまで成長し、灰色がかった緑色の複葉をつけます。真夏に紫色の小さな花を咲かせた長い花序をつけます。ラベンダーの語源は、「洗う」という意味のラテン語”Lavare"からきています。ラベンダーの仲間は、地中海沿岸からアフリカ北部を中心に約37種類が知られています。栽培品種の数は100種類を超えるといわれ、花色、形、高さなどバラエティに富んでいます。もっともよく知られている品種は、コモンラベンダー、トゥルーラベンダー、真正ラベンダーなどとも呼ばれる”Lavandyla angustifolia"で、精油を生産するために広く栽培されています。その他、L. latifolia(スパイク・ラベンダー)、L. x intermedia(ラバンジン)などが精油を採るために栽培されています。
ラベンダーは、伝統的にハーブとして古代エジプト、ギリシャ、ローマ、アラビア、ヨーロッパなどで薬や調理に利用され、芳香植物としてその香りが活用されてきました。
現代でも、精油は香料として用いられたり、アロマセラピー(芳香療法)としてリラクセーション等に利用されています。
日本には江戸時代後期の文献にその記述があり、現代でも北海道の富良野地方のラベンダー畑は観光地としても有名です。
利用方
装飾:
ドライフラワーを束ねて、壁などにつるすと美しい。他の小さな花と組み合わせるてもよい。花のついた小枝をリースや花束に。
料理:
花は、ジャムの香りづけに、砂糖漬けにした花は、料理の飾り用に。
調味料としてサラダやドレッシングに。
肉料理やフルーツ・サラダの薬味として。
家事:
乾燥させた花はポプリ袋に入れたり、束ねたりして、タンスに入れておくとよい香りがする。手作りの石けんや入浴剤としてもよい香りがする。
美容:
ラベンダーの芳香蒸留水は化粧水として利用されている。
香り:
花は、ポプリ、ハーブピローに入れるとよい。
健康:
ハーブティーに。